エレキギターコラム~ギタリスト列伝その四~

Guitar.

 

高﨑晃

ヘヴィメタルバンド、ラウドネスのギタリスト。

速弾き、タッピングともに超絶的なテクニックを持ち、海外のギタリストに影響を与えた数少ない日本人ギタリストです。

『THUNDER IN THE EAST』(’85)に収録されている『GET AWAY』では、元々が倍速スピードに近いテンポの曲で、ギターソロではフルピッキングで16分音符のフレーズを弾きこなしています。

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広瀬さとし

ヘヴィメタルバンド、44マグナムのギタリスト。

ギターソロにおいては、まるで音符を詰め込んだかのような高速フレーズを奏で、しかもメロディ性が全くないことも相まって、とてもスリリングでかつスピード感が抜群に聴こえます。

そのブリティッシュロック的なフレーズは、キッスに在籍していたブルース・キューリックに通じるものがあります。

石原慎一郎

ハードロックバンド、アースシェイカーのギタリスト。

ディストーション系のハードなサウンドであるにも関わらず、とてもよく歌うギターのフレーズは一度聴いたら忘れられないインパクトがあります。

『MORE』(’84)では強烈なインパクトのある16分のシーケンスフレーズ、『ざわめく時へと』(’84)では速弾きを一切使用せずに素晴らしい泣きのフレーズを生み出しています。

また、随所にわざとスケール音から外れた音使いを入れ、それがまた大きなインパクトになっています。

エース清水

ハードロックバンド、聖飢魔Ⅱのギタリスト。

ハードロックに留まらず、フュージョンや音楽理論にも精通している為、単なるハードロックのギターソロとは趣の違う演奏が持ち味。

『蝋人形の館』(’86)でのメロディアスなギターソロは、同曲の魅力を格段に引き上げたと言ってもいいかもしれませんね。

柴山和彦

ロックバンド、ジュリエットのギタリスト、フォークグループ・ガロ、五木ひろしのバックを務めたのち、沢田研二のバックバンド『EXOTICS』に加入。

ニューウェーブやジャズの要素をミックスしたプレイは、当時の日本においては斬新すぎた感もありますが、そのテクニックと音楽性は日本でトップクラスといえると思います。

また『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』(’81)に収録されている『テレフォン』では正統派ロックのギターソロといえる、ペンタトニックでの3連符、16分音符での速弾きを披露しています。

シングル曲『おまえにチェックイン』(’82)では、アップテンポの8ビートでの16分音符の速弾きギターソロを難なくこなしています。

それではみなさん、よいお年を!^^

エレキギターコラム~ギタリスト列伝その参~

Guitar.
 

どんどん行きましょう!

ギタリスト列伝その参です^^

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アル・マッケイ

アメリカのファンクバンド、アース・ウィンド&ファイアーのギタリスト。

徹知的にリズムギターに徹し、そのグルーヴィなカッティングに多くのフォロワーがいます。

『ゲッタウェイ』(’76)では、高速シングルノートカッティングにビブラートやハンマリングを挿入したダンサブルな演奏を披露しています。

スティーヴィー・レイ・ヴォーン

アメリカのブルースギタリスト。

ブルースを根底に感じさせる演奏ながらも、ギターソロではかなり弾きまくりで、もはやロックギタリストと呼んでいいほどのアグレッシブなプレイスタイルです。

また『Couldn’t Stand the Weather』(’84)では16ビートのイントロに6連符のカッティングを入れるなど(ライブ演奏)、タイム感抜群の演奏を披露しています。

ポール・ギルバート

アメリカのハードロックバンド、『レーサーX』『Mr.Big』のギタリスト。

速弾き、タッピング、スウィープピッキングなど、ハードロックギターのあらゆるテクニックに超人的な技術があり、なおかつ楽曲に対するバランス感覚が抜群で、速弾きを全くしない曲もあります。

Mr.Big時代の『ANYTHING FOR YOU』(’89)では、ギターソロ後半で音飛びのある16分音符の高速フレーズをキッチリとキメて弾きこなしています。

ゲイリー・ムーア

アイルランドのロックバンド、シン・リジィに参加後、ソロで活動。

プレイスタイルは、ディストーション系の弾きまくりスタイルになります。

手が大きいためか、ギターサウンドもこれでもか!というぐらい、図太い音です。

速弾きもクリアーで正確で、低音弦からフル・ピッキングで16分音符でグングン駆け上がっていきます!

『アウト・イン・ザ・フィールズ』(’85)では、その高速駆け上がりフレーズを思う存分堪能できます^^

Char(竹中尚人)

ロックバンド『ピンク・クラウド』のギタリスト。

エリック・クラプトンに強い影響を受けた奏法と、日本人離れしたリズム感が持ち味です。

ギターソロは、ペンタトニック系で自然にリズムに乗るような感じで、根っからのロックギタリストといった雰囲気が満載です!

高中正義

サディスティック・ミカ・バンド解散後、ソロで活動。

1980年代前半までは夏前回のフュージョンサウンドのプレイスタイルでしたが、それ以降は打ち込みのバックによるダンスミュージック色を強めます。

ライブでは低音弦のグリッサンドからそのままハイポジションでの『3ノーツ・パー・ストリング』で駆け上がる速弾きでギターソロを盛り上げます。

エレキギターコラム~ギタリスト列伝その弐~

Guitar.
 

本日はさっそく、ギタリスト列伝その弐行ってみましょう!

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アラン・ホールズワース

ジャズ・フュージョン系ギタリスト。

手が大きく、コード、ソロフレーズともに超ワイドストレッチで押弦し、ピッキングを極力少なくしてレガートにフレージングしていきます。

またチョーキングやコードストローク、アーミングをほとんど行わないのもアランの演奏スタイルの特徴です。

エディ・ヴァン・ヘイレン

ハードロックバンド、ヴァン・ヘイレンのギタリスト。

何といっても『ライトハンド奏法』を世に知らしめたのは大きな功績です。

それまではピックや指で弦をはじく役割であった右手で、弦を押さえて音を出すという奏法は非常にスピーディーでトリッキーなフレーズとなり、また視覚的にもインパクトがあった為、現在ではエレキギターの奏法としてはオーソドックスなものとなっています。

トリッキーな奏法ばかりが注目されがちですが、彼が本当に大切にしているのはビブラートやタイム感といった、音楽の本質的な部分であるため、よりトリッキーな奏法が効果的に引き立つんですね!

イングヴェイ・マルムスティーン

ハードロックバンド『アルカトラス』『ライジング・フォース』のギタリスト。

アルバム『アルカトラス』(’83)でシーンに登場するや、その超絶的速弾きスタイルに、それまでのロックギターにおける『速弾き』の基準が一変、著しくレベルアップ(スピードアップ)されました。

ハーモニックマイナースケールを息つく間もなく弾き続けるプレイスタイルは、世界中にフォロワーを生み出しました。

ランディ・ローズ

クワイエットライオット、オジーオズボーンバンドの初代ギタリスト。

クラシック音楽の影響を色濃く反映するプレイスタイルで、速弾きで勝負するというよりは、抜群にセンスのあるフレージングやインパクトあるフレーズで聴かせるギターです。

オジーオズボーンの1st『BLIZZARD OF OZZ』(’80)収録曲である『I DON’T KNOW』や『CRAZY TRAIN』でのハンマリング&プリングや、フルピッキングでの16分音符のシーケンスフレーズを半音ずつ上昇(下降)させていくフレーズなど、リスナーを驚かせるようなフレージングが持ち味でした。

また、同じく『BLIZZARD OF OZZ』収録曲である『ミスター・クロウリー』でのギターソロはトレモロ・ピッキングやビブラートによって‟泣きの”ギターソロも披露しています。

エレキギターコラム~ギタリスト列伝その壱~

Guitar.
 

今日からは、色々な素晴らしいギタリストたちを見て、知って行きましょう!

早速第1回目に行きたいと思います^^

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エリック・クラプトン

ヤードバーズ、クリームなどのギタリストからソロへ転向、『レイラ』など数多くのヒット曲を生み出しました。

エリック・クラプトンには‟スローハンド”というニックネームが付いていますが、これは諸説あって『ヤードバーズ時代に演奏中に何度もギターの弦を切ってその度にバックステージで弦を張りなおす為、観客が待っている間にゆっくり拍手(スローハンド)するため』という説と、『クラプトンは1つのポジションで指を速く動かして弾いて、また別のポジションに腕を移動させて指を速く動かすので腕はゆっくり動いているから』という説があります。

ジェフ・ベック

ヤードバーズ、ベック,ボガート&アピスのギタリストからソロへ転向、『ブロウ・バイ・ブロウ』(’75)はインストゥルメンタルのアルバムとしては異例の、アメリカでのゴールドディスクを獲得しました。

ストラトキャスターによるアームダウン、そして当時革命的であったアームアップ奏法を編み出したのがジェフ・ベックだったのです。

アームといえば音程を下げる物、という固定観念を覆したのですね!

ジミー・ペイジ

ヤードバーズ、レッド・ツェッペリンのギタリスト。

レスポールを腰の下の位置まで下げて演奏するスタイルは、長身と相まってヴィジュアル面で相当カッコ良い演奏となります。

また、ヴァイオリンの弦でギターを弾いたりWネックギターを使用したりと、インパクト的に強烈なものがありました。

ジミ・ヘンドリックス

‟エレキギターの神様”と呼ばれ、ロックのルーツを辿っていくときにジミ・ヘンドリックスに行きつかない道はない、とも言われています。

右利き用のギターを逆さまに構えて演奏するスタイルで、『ジミヘンコード』と呼ばれる自己主張するコード感、コードを分解させたバッキングなど、エレキギターを研究する姿勢を貫きました。

また、ストラトキャスターによる強烈なアームダウン奏法のパイオニアであり、ギターを歯や背中で弾いたり、火を放ったり破壊するパフォーマンスでも有名です。

リッチー・ブラックモア

ディープ・パープル、レインボーのギタリスト。

それまでロックギターといえばペンタトニックスケール一辺倒でしたが、リッチー・ブラックモアはそこにクロマチックやハーモニック・マイナーなどクラシック音階的なスケールを取り入れ、後のロック系ギタリストに多大な影響を与えました。

ドラムを始めよう!~⑩スタジオで個人練習!~

Drum on stage
 

ドラムが好きで仕方ないあなたなら、ノウハウを読むだけでなく実際にドラムを叩いてみたいですよね!

しかし日本だと中々自宅でドラムの練習は難しいと思います。

そこで、リハーサルスタジオでの個人練習をやってみましょう!

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料金について

多くのリハーサルスタジオは、個人練習の場合1時間当たり500円~800円の料金となっています。

上達の為には長時間練習するのに越したことはないのですが、経済的にムリのないように練習しましょう。

 

予約について

バンド単位で予約する場合は何日も前から予約できますが、個人練習の場合は多くのスタジオが前日または当日の予約となっています。

キャンセルなどもスタジオに迷惑をかけますので、余程の事がない限りしないようにしましょう。

 

必要なもの

初回はスタジオ会員への入会が必要ですので、スタジオ代金以外に入会金が必要になります。

あとドラムセットはスタジオにありますが、スティックは持参するようにしましょう。

チューニングキーもあったほうが良いです。

上達するにしたがってフットペダルやスネアドラムなど、おのずと持参するものが増えると思いますよ^^

 

セッティング

スタジオに入室したら、セッティングを始めましょう!

最初は慣れないと時間がかかるかも知れませんね。

1時間で予約してたらセッティングで終わってしまった・・・なんてこともあるかも知れません。

でも仕方ないです、セッティングも大事な技術ですから^^

 

➀ドラムスローン(イス)
高すぎても低すぎても演奏しずらいと思います。

座る部分を回転させて高さ調整出来ますので、最後に固定するのを忘れないようにしてくださいね。

➁フットペダル

アンダープレートをしっかりとバスドラムのリム(わく)に固定させて、スプリングのテンションを自分の好みに調整しましょう。

➂スネアドラム

スナッピーを装着するのを忘れずに(これをしないとタムタムと同じ音色になります)、スローンに座った状態で少し自分の方に傾けてセッティングします。

 

④ハイハットシンバル

ハイハットシンバルは、ペダルから足を離した状態で2枚の間に1~3cmのすきまが空くようにセッティングします。

 

⑤タムタム、シンバル類

タムタムやシンバル類は基本的に自分が座った状態で、自分に向かって少し傾けてセッティングするのが良いです。

そして無理なく叩ける高さにセットすることが大切ですね^^

全てのパーツを少し演奏者側に傾けてセッティングするのが望ましいです。

ドラムを始めよう!~⑨材質について~

Drum on stage
 

これまでは、演奏技術的な観点からドラムを見てきましたが、ここではドラムの各パーツの材質的な面からお話ししていきたいと思います。

こういった材質的なものも、個人個人の好みがあると思いますのでよく検討してほしいと思います^^

 

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スティック

スティックの構造は先端から「チップ」「ショルダー」「シャフト」「グリップ」と呼ばれています。

スティックの材質には主に3種類あります。

➀ヒッコリー
最もポピュラーな材質で、程よい重さと硬さが特徴です。

➁オーク
重く硬い材質の為、音量や音圧が出やすくなっています。

➂メイプル
軽量で振りやすく、ジャズ系のドラマーに人気があります。

 

チップの材質も2種類あります。

➀ウッドチップ
スティックの先端を削って成型しています。

➁ナイロンチップ

ナイロン製のチップが先端についています。

 

スネアドラム

スネアドラムの胴体の部分を「シェル」といいます^^

シェルの材質には大きく分けて金属製(メタルシェル)と木製(ウッドシェル)があります。

➀メタルシェル

硬く切れのある音色で、音量が出やすいという特徴があります。

スチール、ブラス、アルミニウム、ステンレスなどあります。

➁ウッドシェル
暖かみのある柔らかいサウンドが特徴です。

メイプル、バーチ、オークなどがあります。

 

その他スネアドラムのサウンドを決定づけるのが、シェルの口径と(胴の)深さです。

口径が小さいほど音のピッチは高く軽快な音色に、大きいほどピッチが低く重みのある音色になります。

14インチが一般的な口径となっています。

胴の深さは浅いほどピッチが高くシャープで硬質なサウンドに、深いほどピッチが低く深みのあるサウンドになります。

5.5インチが一般的な深さです。

 

フットペダル

フットペダルは、ビーターとフットボードをチェーンなどでつないでいます。。

チェーンの部分は、ベルトになっているタイプもあります。

ビーターはフェルトタイプが一般的ですが、色々な種類があります。

フェルトタイプ

2way型

ウッドビーター

平型ビーター

 

シンバル

シンバルには3種類ありましたね!

・クラッシュシンバル

・ライドシンバル

・ハイハットシンバル

リズムを刻むのがハイハットとライドシンバルで、‟バシャーン!”とキメの部分で鳴らすのがクラッシュシンバルです。

 

シンバルの各部の名称は、真ん中の盛り上がった部分が「カップ」ふちの部分が「エッジ」、その間の大半を占める平たい部分が「ボウ」です。

ライドシンバルでリズムを刻むときは、ボウの部分をスティックのチップで叩き、クラッシュシンバルでアクセントを付ける場合はスティックのショルダー(またはシャフト)でエッジを叩きます。

また、カップの部分で‟カン、カン”とインパクトのあるリズムを刻む方法もあります。

ドラムを始めよう!~⑧ルーディメンツについて~

Drum on stage
 

ドラムを演奏するのに『ルーディメンツ』の習得は必須と言われています。

なぜ『ルーディメンツ』が必要なのか、そもそも『ルーディメンツ』とは何なのか?

見ていきましょう^^

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ルーディメンツとは?

ルーディメンツというのは打楽器の基本的な奏法を集めたもので、マーチングドラムだけでなく、バンドでドラムを演奏する為にも身に付けておいた方が絶対に有利であります。

ルーディメンツを習得することによって、➀複雑なドラミングが可能になり、➁スティックコントロールの向上につながり、➂同じフレーズでもより効率的・音楽的に叩けるようになる、といったメリットがあります。

➀フラム

『フラム』はある音のすぐ前に小さな装飾を付けることで、アクセントの効果を出すものです。

「フラム ドラム」の画像検索結果
装飾音符の部分は小さな音量で叩くので、右手と左手の振り下ろす高さに変化を付けます。

➁パラディドル

『パラ』は連続した2つの音を左右交互に叩く(RLまたはLR)という意味、『ディドル』は同じ手で連続した2つの音を叩く(RRまたはLL)という意味です。

「パラディドル」の画像検索結果 これはシングルパラディドルになります。

「パラディドル」の画像検索結果 『パラ』が2回のダブルパラディドルです。

「パラディドル」の画像検索結果 トリプルパラディドルになります。

「パラディドル」の画像検索結果 『ディドル』が2回のパラディドル・ディドルです。

③ダブルストローク

今までのスティックのコントロール方法は、1度の振り下ろしでヘッドを1回叩くシングルストロークでしたが、スティックを1度振り下ろしてヘッドを2回叩くのがダブルストロークです。

方法としましては、1打目を打った後スティックの跳ね返りを利用して中指、薬指、小指を握るような感じで2打目を打ちます。

慣れてくればスティックの跳ね返りがなくても、2打目を打てるようになります。

「ダブルストローク」の画像検索結果
遅い速度からだんだん早く、またはその逆といった練習法が効果的でしょう^^

④ロール

ダブルストロークを連続して行う事で、ロールという奏法になります。

賞の発表の時などに、受賞者の名前が呼ばれる前に聴くことのできる「ザーッ」という音ですね^^

「ロール ドラム」の画像検索結果
ロールは、楽譜上は音符に斜線を引くように表記されます。

「ロール ドラム」の画像検索結果
実際の奏法は、このようになります。

⑤ルーディメンツの必要性

『ルーディメンツ』は英語で『基本』という意味です。

ルーディメンツを習得しなくてもある程度の演奏は、出来ると思います。

実際に、ルーディメンツを習得せずに活動しているプロドラマーやドラム講師も少なくないと思います。

しかしやはり、最初にお話しした3つの理由からも、音楽的表現力を高めるためにぜひルーディメンツを習得して欲しいですね^^

ドラムを始めよう!~⑦ツーバスについて~

Drum on stage
 

主にハードロックやヘヴィメタルのジャンルで、バスドラムを2つセッティングするスタイル(ツーバス)がよく取り入れられます。

『ツーバス』とは、どのようなものなのでしょうか?

またバスドラムを2つ使うフレーズとはどのようなものでしょうか?

見ていきましょう!

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ツーバスとは?

ツーバスのドラムセットには、バスドラムが2つセットされています。

これは1つのバスドラムでは演奏不可能な連打を可能にするためなのです。

フットペダルが3つありますので、左足はバスドラムのフットペダルを踏むか、ハイハットのペダルを踏むかのどちらかの状態になります。

「ツーバス フレーズ」の画像検索結果
ツーバスでよく用いられるパターンに、上のような16分音符での連打があります。

右足から入るか左足から入るかは、好みでいいと思います(両方できれば素晴らしいですね!)。

「ツーバス フレーズ」の画像検索結果
このようにバスドラムで8分音符と16分音符を組み合わせていくのは、非常に良いエクササイズになりますね。

「ツーバス フレーズ」の画像検索結果
6連符系のフィルインにツーバスのフレーズを入れると、トリッキーな効果があります!

また、バスドラム1つのセットでも『ツインペダル』を使えば、ツーバス同様バスドラム連打のフレーズを演奏できます^^

ツインペダルは、2つのフットペダルをシャフトで連結して右側のフットペダルにビーターが2つ装着されているものです。

ツインペダルを使用すれば、ツーバスのドラムセットでなくてもバスドラムの連打は出来るのですが、ツーバス本来のサウンドとはどうしても少し違ってきます。

バスドラムを叩く時には、ビーターをヘッドに押し付けた状態にします。

もちろんビーターをヘッドから離す奏法もあって、ジャズ系のドラマーはそちらを好んだりしますが、ロック系ドラマーは基本的にビーターを押し付けます。

そうすると、ツインペダルの場合は連打の時には(最初の1打目以外は)ビーターで抑えられたヘッドを叩くことになり、どうしても音が詰まったような感じになります。

やはりサウンドの面においては、ツインペダルは本来のツーバスのサウンドを再現するのは難しいのですね。

しかし、一流のロック系ドラマーの中でもワンバス(通常のバスドラムのセット)にこだわりを持つドラマー、ツーバスでなくあえてツインペダルを使用するドラマー、ワンバスでツーバス並みのプレイをするドラマーがいますので「これが正解」といったものは、ないように思えますね。

ドラムを始めよう!~⑥フィルインについて~

Drum on stage
 

色々なリズムパターンを紹介してきましたが、ドラムの演奏を聴いているとリズムパターンの途中(区切り)で‟ドコドコドコドン!”のようなフレーズ(今のはあくまで一例です)を聴くことが出来ると思います^^

このようなフレーズの事を『フィルイン』と呼びます(『オカズ』とも言いますね)。

今日はこの、フィルインについて見ていきましょう!

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色々なフィルイン

「フィルイン ドラム 八分音符」の画像検索結果
こちらは、右手で4分音符を刻む8ビートですが、3小節目の4拍目からフィルインとなってます。

フィルインで8分や16分音符の連打をするときは、基本的に右手から始めたほうが良いです。

その方が次の展開(クラッシュシンバルのアクセントからリズムパターンで戻ったりする)に繋げやすいんですね!

「フィルイン ドラム」の画像検索結果
R=右手、L=左手ですね。

同じパターンで叩くパーツを、スネア、ハイタム(小さい方のタムタム)、ロータム(大きい方のタムタム)、フロアタムと変えて変化を付けてますね。

「フィルイン ドラム 八分音符」の画像検索結果
こちらは4小節目と8小節目に、16分音符の連打でフィルインが入ってますね。

これは非常にオーソドックスなパターンなので、マスターすれば色々と応用して使えると思います^^

「フィルイン ドラム 八分音符」の画像検索結果
1拍目はバスドラムとフロアタムを同時に叩いていますね。

このように、バスドラムとフロアタム、スネアとフロアタムなどを同時に叩く(ユニゾン)パターンもよくあります^^

「フィルイン ドラム 八分音符」の画像検索結果
こちらは6連符系のフィルインです。

6連符は1拍を6等分した音符で、フィルインに使うとスピード感のあるスリリングな効果が得られます。

図の上のパターンはバスドラムから始まり、左手のろーたむ、右手から始まるスネアの4連打になります。

図の下のパターンは、右手のロータムから始まって左手のスネア4連打、バスドラムというパターンです。

「フィルイン ドラム 八分音符」の画像検索結果
6連符の最初の4音のみ叩くパターンも、トリッキーでテクニカルな効果を得られます。

図の1小節目と5小節目の最初の2拍がそうですね!

「フィルイン ドラム」の画像検索結果
「フィルイン ドラム」の画像検索結果
上の2つはシンプルな3連打のフィルインですが、16分音符と8分音符で組み立てるのでは、ニュアンスが違ってくるのが分かりますね^^

「フィルイン ドラム 八分音符」の画像検索結果
こちらは8小節に渡る、ドラムソロ的なフィルインです。

2小節目に出てくる16分音符のバスドラムの連打はツーバスまたはツインペダル(次回お話しします)による演奏になります。

ハイハットのオープンクローズも8分音符パターンと16分音符パターンが出てきますし、5~6小節目の3連符では意識を切り替える必要があります。

はじめはゆっくりのスピードから練習して、徐々に速くしていきましょう!

ドラムを始めよう!~⑤基本パターンの応用~

Drum on stage
 

今まで8ビート、16ビート、シャッフルの基本パターンを習得してきましたね。

これからは基本パターンを応用させて、さらに複雑なパターンを身に付けましょう!

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8ビート応用編

「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
どうですか?そろそろ楽譜を見てどんなリズムか、頭に浮かぶようになってきていますか?

上の2つはバスドラムが1拍のウラを強調するようなパターンのリズムになっていますね。

1拍を八分音符に2等分した時、前の八分音符をオモテ、後ろの八分音符をウラと表現します。

2番目の楽譜のRIMというのは、リムショットの事でスティックの片方の端をスネアドラムのヘッド(打面)につけて、もう片方の端でリム(ふち)を叩きます。

スネアドラムのリムショットが、アフタービートでなくボサノバっぽいリズムになっていますね^^

「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
こちらは超シンプルなパターンで、右手のハイハット(シンバル)と右足のバスドラムが、四分音符を刻む同じ動きをします。

「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
こちらは16分音符が部分的に入って来るパターン。

1拍目のスネアが、16分音符のウラを叩いている事に注意して下さいね。

16分音符のウラは、1拍を4等分した時、前から2つ目と4つ目の16分音符です(オモテが1つ目と3つ目)。

16ビート応用編

「16ビート ドラム」の画像検索結果
こちらは右手でハイハットを刻むパターンで、バスドラムが16分音符で細かく入ってくるのと、3拍目にハイハットのオープンショットがあります。

「16ビート ドラム」の画像検索結果
ハイハットは8分音符を刻みますが、スネアが16分音符のウラで入ってきます。

バスドラムも1拍目に16分音符の連打が入り、なおかつ3拍目のウラにハイハットのオープンがあります。

シャッフル応用編

「シャッフル ドラム」の画像検索結果
バスドラムが(ハネた)1拍のウラで入ってきてますね!

「シャッフル ドラム」の画像検索結果
こちらは、右手でライドシンバルを刻みますが、1拍目と3拍目は拍のオモテのみを刻んで2拍目と4拍目で中抜き3連を刻んでいますね。

スネアドラムが‟タッタタッタタッタタッタ・・・・”とシャッフルしています。

ハイハットのフットペダルを2拍目と4拍目で踏んで‟チャッ、チャッ・・・”という音を出します。

「ロッカバラード リズム」の画像検索結果
ハイハットを‟中抜き”でなくそのまま3連符を刻むことによって、いわゆる『ロッカ・バラード』とよばれる、バラードの曲などに有効なリズム・パターンになります。

こちらはバスドラムが少し変則的に入って来るので、少し慣れが必要かも知れません。

また、このリズムは1拍が3連符の4/4拍子ですが、1小節に8分音符が12個入っていると考えて3個ずつを1かたまりと捉えると、12/8拍子と表現することも出来るんです^^

「8分の12拍子」の画像検索結果