エレキギターコラム~ギタリスト列伝その四~


Guitar.

 

高﨑晃

ヘヴィメタルバンド、ラウドネスのギタリスト。

速弾き、タッピングともに超絶的なテクニックを持ち、海外のギタリストに影響を与えた数少ない日本人ギタリストです。

『THUNDER IN THE EAST』(’85)に収録されている『GET AWAY』では、元々が倍速スピードに近いテンポの曲で、ギターソロではフルピッキングで16分音符のフレーズを弾きこなしています。

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広瀬さとし

ヘヴィメタルバンド、44マグナムのギタリスト。

ギターソロにおいては、まるで音符を詰め込んだかのような高速フレーズを奏で、しかもメロディ性が全くないことも相まって、とてもスリリングでかつスピード感が抜群に聴こえます。

そのブリティッシュロック的なフレーズは、キッスに在籍していたブルース・キューリックに通じるものがあります。

石原慎一郎

ハードロックバンド、アースシェイカーのギタリスト。

ディストーション系のハードなサウンドであるにも関わらず、とてもよく歌うギターのフレーズは一度聴いたら忘れられないインパクトがあります。

『MORE』(’84)では強烈なインパクトのある16分のシーケンスフレーズ、『ざわめく時へと』(’84)では速弾きを一切使用せずに素晴らしい泣きのフレーズを生み出しています。

また、随所にわざとスケール音から外れた音使いを入れ、それがまた大きなインパクトになっています。

エース清水

ハードロックバンド、聖飢魔Ⅱのギタリスト。

ハードロックに留まらず、フュージョンや音楽理論にも精通している為、単なるハードロックのギターソロとは趣の違う演奏が持ち味。

『蝋人形の館』(’86)でのメロディアスなギターソロは、同曲の魅力を格段に引き上げたと言ってもいいかもしれませんね。

柴山和彦

ロックバンド、ジュリエットのギタリスト、フォークグループ・ガロ、五木ひろしのバックを務めたのち、沢田研二のバックバンド『EXOTICS』に加入。

ニューウェーブやジャズの要素をミックスしたプレイは、当時の日本においては斬新すぎた感もありますが、そのテクニックと音楽性は日本でトップクラスといえると思います。

また『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』(’81)に収録されている『テレフォン』では正統派ロックのギターソロといえる、ペンタトニックでの3連符、16分音符での速弾きを披露しています。

シングル曲『おまえにチェックイン』(’82)では、アップテンポの8ビートでの16分音符の速弾きギターソロを難なくこなしています。

それではみなさん、よいお年を!^^


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