ドラムを始めよう!~⑤基本パターンの応用~

Drum on stage
 

今まで8ビート、16ビート、シャッフルの基本パターンを習得してきましたね。

これからは基本パターンを応用させて、さらに複雑なパターンを身に付けましょう!

スポンサードリンク


8ビート応用編

「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
どうですか?そろそろ楽譜を見てどんなリズムか、頭に浮かぶようになってきていますか?

上の2つはバスドラムが1拍のウラを強調するようなパターンのリズムになっていますね。

1拍を八分音符に2等分した時、前の八分音符をオモテ、後ろの八分音符をウラと表現します。

2番目の楽譜のRIMというのは、リムショットの事でスティックの片方の端をスネアドラムのヘッド(打面)につけて、もう片方の端でリム(ふち)を叩きます。

スネアドラムのリムショットが、アフタービートでなくボサノバっぽいリズムになっていますね^^

「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
こちらは超シンプルなパターンで、右手のハイハット(シンバル)と右足のバスドラムが、四分音符を刻む同じ動きをします。

「8ビート ドラム パターン」の画像検索結果
こちらは16分音符が部分的に入って来るパターン。

1拍目のスネアが、16分音符のウラを叩いている事に注意して下さいね。

16分音符のウラは、1拍を4等分した時、前から2つ目と4つ目の16分音符です(オモテが1つ目と3つ目)。

16ビート応用編

「16ビート ドラム」の画像検索結果
こちらは右手でハイハットを刻むパターンで、バスドラムが16分音符で細かく入ってくるのと、3拍目にハイハットのオープンショットがあります。

「16ビート ドラム」の画像検索結果
ハイハットは8分音符を刻みますが、スネアが16分音符のウラで入ってきます。

バスドラムも1拍目に16分音符の連打が入り、なおかつ3拍目のウラにハイハットのオープンがあります。

シャッフル応用編

「シャッフル ドラム」の画像検索結果
バスドラムが(ハネた)1拍のウラで入ってきてますね!

「シャッフル ドラム」の画像検索結果
こちらは、右手でライドシンバルを刻みますが、1拍目と3拍目は拍のオモテのみを刻んで2拍目と4拍目で中抜き3連を刻んでいますね。

スネアドラムが‟タッタタッタタッタタッタ・・・・”とシャッフルしています。

ハイハットのフットペダルを2拍目と4拍目で踏んで‟チャッ、チャッ・・・”という音を出します。

「ロッカバラード リズム」の画像検索結果
ハイハットを‟中抜き”でなくそのまま3連符を刻むことによって、いわゆる『ロッカ・バラード』とよばれる、バラードの曲などに有効なリズム・パターンになります。

こちらはバスドラムが少し変則的に入って来るので、少し慣れが必要かも知れません。

また、このリズムは1拍が3連符の4/4拍子ですが、1小節に8分音符が12個入っていると考えて3個ずつを1かたまりと捉えると、12/8拍子と表現することも出来るんです^^

「8分の12拍子」の画像検索結果

ドラムを始めよう!~④リズムパターンについて~

Drum on stage
 

前回、8ビートのパターンについてお話しましたが、今回は16ビート、シャッフルのパターンについて見ていきましょう^^

8ビートを応用すれば出来ますよ!

スポンサードリンク


16ビートのリズムパターン

「16ビート」の画像検索結果
8ビートの場合は、ハイハットシンバルを1小節に8回叩きましたが、16ビートは16回叩きます。

こちらはバラードのように比較的スローな曲の16ビートのパターンです。

‟ドチチチタチチチ、ドチチチタチチチ、・・・”といったリズムになります。

「16ビート」の画像検索結果
もっとアップテンポの16ビートの場合は、両手でハイハットシンバルを叩くことになります。

右手、左手、右手、左手、・・・とハイハットシンバルを叩き、2拍目と4拍目を右手でスネアドラムを叩きます。

これは、今までの右手と左手の関係と違ってきますので、さらに練習が必要となります。

8ビートと同じく、まずはバスドラムを1拍目と3拍目に叩くパターンを習得しましょう。

次に、16ビートのバリエーションをご紹介します。

「16ビート」の画像検索結果
バスドラムのパターンが変化してますね!

‟ドチチチタチチドチチドチタチチチ、ドチチチタチチドチチドチタチチチ、・・・”というリズムですね。

「16ビート」の画像検索結果
こちらは“ドチチドタチチドチチドチタドチチ、ドチチドタチチドチチドチタドチチ、・・・”となります。

擬音で説明するのも複雑になってきました・・・

「16ビート」の画像検索結果
こちらは、両手でハイハットを叩くパターンのバリエーションです。

一番最初にクラッシュシンバルでアクセントを付けていますが、ここも通常のリズムパターンに置き換えますと、‟ドチチチタチチドドチドチタチチチ、ドチチチタチチドドチドチタチチチ、・・・”となります。

この場合、左手のハイハットシンバルと右足のバスドラムを同時に叩く部分がありますので、慣れるまではバスドラムを同時に叩く部分のハイハットシンバルにアクセントを付けるようにすると良いでしょう^^

シャッフルのリズムパターン

シャッフルのリズムは、これまでの8ビート、16ビートと違って『三連符』をベースにしたリズムです。

三連符は、1つの音符を三等分した音符です。

四分音符を三等分した三連符は、次のように表記されます。

「三連符」の画像検索結果
これは実際にはどのようなリズムになるかというと‟タタタ、タタタ、タタタ、タタタ、・・・”といったリズムになります。

二分音符や全音符を三等分した三連符もあります。

「三連符」の画像検索結果
「三連符」の画像検索結果
シャッフルというのは、これらの三連符の真ん中の音を抜いたもの(中抜き三連)をリズムの基本としています。

「四分音符 シャッフル」の画像検索結果
イメージとしては‟タッタ、タッタ、タッタ、タッタ、・・・”という感じです。

右手で中抜き三連のハイハットを叩きます。

「シャッフル リズム」の画像検索結果
この記号はシャッフルではよく出てくるので、覚えておいてくださいね^^

「シャッフル リズム」の画像検索結果

ドラムを始めよう!~③ドラムの楽譜について~

Drum on stage
 

ドラムでのリズムを説明するためには、どうしても楽譜が必要になってきます。

今回は、ドラムの楽譜の読み方をマスターしてしまいましょう!

スポンサードリンク


ドラムの楽譜とは?

まずはこちらをご覧ください。

各楽器の記譜
ドラムの楽譜というのは、各パーツを五線譜の各部分に当てはめて表記するようになっています。

この表記に従って前回の8ビートを楽譜で表すと

「8ビート 楽譜」の画像検索結果
このようになります。

ドラムは打楽器ですので、音程を気にする必要がなく視覚的に分かりやすいかと思いますが、『音の長さ』についての楽譜の知識はあった方が良いと思います。

音符の長さ

音符には、全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符などがあります。

「四分音符」の画像検索結果
4/4拍子ですと、1小節の中に全音符は1つ、2分音符は2つ、4分音符は4つ、8分音符は8つ、16分音符は16個入っています。

休符も同様に考えます。

「四分休符」の画像検索結果
それから、付点音符(休符)というのもあります。

付点音符(休符)は音符(休符)の右に点をそえたもので、元の長さの1.5倍を表します。

「付点音符」の画像検索結果
「付点音符」の画像検索結果
これで、ドラムの楽譜については一通り出来たといっていいでしょう。

あとは慣れていきましょう^^

8ビートのバリエーション

さて、前回お話しした以外にも、8ビートのリズムにはハイハットシンバル、スネアドラム、バスドラムのパターンを変えることによって様々なバリエーションが存在します。

それらを見ていきましょう。

「8ビート 楽譜」の画像検索結果
この2つは、バスドラムのパターンが変化したものです。

上の8ビートは‟ドンタド、ドンタ、ドンタド、ドンタ、・・・”というリズムパターンですね。

下は‟ドンタン、ドドタン、ドンタン、ドドタン、・・・”のリズムパターンです。

どちらも、よく耳にするパターンです^^

「8ビート」の画像検索結果
図の下側の楽譜は、右手がハイハットシンバルではなくライドシンバルを叩きます。

四分音符ですので、右足のペダルの八分音符につられないようにしましょう。

ライドシンバルはスティックの先端で叩くようにして下さいね。

クラッシュシンバルはアクセントとして叩くので、スティックの腹で叩きましょう!
「8ビート」の画像検索結果
こちらは、ハイハットシンバルのオープン奏法を取り入れたものです。

〇のついた所で左足を浮かしてハイハットシンバルをオープンさせ、次の八分音符でまた左足を踏んでハイハットシンバルをクローズにします。

‟ドンタツー、ドンタツー、・・・”というリズムになります。

この他にも色々なパターンの8ビートがありますので、あなたの好きな曲のパターンを研究してみるのも良いと思います^^

ドラムを始めよう!~②各パーツを叩いてみよう!~

Drum on stage
 

ドラムの基本的な演奏スタイルが分かりましたので、実際に各パーツを叩いてみましょう^^

習うより慣れろ、が大事ですよ!

さっそくやってみましょう~

スポンサードリンク


スネアドラムを叩く

スネアドラムは主に、アフタービートを担う役割をしますので、4/4拍子での2拍4拍目を叩きます。

‟ズン・チャン・ズン・チャン”というリズムの‟チャン”の部分ですね^^

左手のスティックで叩いてください。

バスドラムを叩く

バスドラムは主にオンビートを担いますので、‟ズン・チャン・ズン・チャン”というリズムの‟ズン”の部分を演奏します。

右足のペダルを踏むと、『ビーター』という大太鼓のバチのようなものが、バスドラムの打面を叩いてくれます。

先程のスネアドラムと組み合わせて、‟ズン・チャン・ズン・チャン”のリズムを刻んでみましょう!

右足→左手→右足→左手→・・・と等間隔に叩けば、何となくリズムが出来上がりますね!

ハイハットシンバルを叩く

それではさらに、ハイハットシンバルを叩く事によってリズムを装飾していきましょう。

左足を踏んだ状態にして右手でハイハットシンバルを叩いてください。

連続して叩くと‟チチチチチチ・・・”という音が出ますね?

それでは、このリズムにスネアドラムとバスドラムの音をコラボさせてみましょう^^

ハイハットシンバルとスネアドラムのコラボ

先程のように左足を踏んだ状態で、右手でハイハットシンバルを、自分に無理のない速度で‟チチチチチチ・・・”と叩いてください。

そして‟チチチチチチチチチ・・・”と太字の部分にスネアドラムを叩いてみてください。

何か聴いた事あるリズムですよね?

この時、右手は左手より上にくる姿勢で叩いて下さいね。

ハイハットシンバルとバスドラムのコラボ

それでは同様に、‟チチチチチチチチチ・・・”の太字のチで右足のペダルを踏んでください。

慣れてきたら、さっきのスネアドラムの動きを加えてみましょう!

ここが、かなり難しいと思います。

動きがつられるんですよね!

こればっかりは何度も練習して慣れるしかないと思います。

これが『8ビート』と呼ばれる、基本的なリズムパターン(の1つ)になります。

基本的なリズムパターンとしては他に16ビートやシャッフルなどがありますが、8ビートが出来るようになれば応用して出来ますので、心配はいりませんよ^^

ただし今後、色々なリズムを説明していくためには、どうしても楽譜による説明が必要となってきますので、次回ではドラムの楽譜の読み方についてお話ししたいと思います。

ドラムを始めよう!~①ドラムを始める為の準備~

Drum on stage
 

「今からドラムを始めよう!」というあなた、まずはどういった知識、道具が必要なのでしょうか?

まず最初に、ドラムセットについて理解することは必須条件ですよね!

ドラムセットを理解することから、始めてみましょう^^

スポンサードリンク


ドラムセットの各名称

一般的なドラムセットは、これらのパーツから出来ています^^

スネア・ドラム
バス・ドラム
ハイハット・シンバル
クラッシュ・シンバル
ライド・シンバル
タムタム
フロア・タム

これらは基本的なものなので、覚えておきましょう!

ドラムを演奏するときには、スツール(イス)に座って右足をバスドラム・フットペダルに、左足をハイハット・フットペダルに置いて演奏します。

「手はどうするの?」

そうですよね!

手にはスティックを持って、スネアドラムやタムタム、シンバルを叩いて演奏します。

スティックの持ち方

スティックの持ち方には『マッチド・グリップ』と『レギュラー・グリップ』があります。

マッチド・グリップは、両手ともに親指と人差し指でスティックを挟み、残りの3本の指をスティックに添えます。

レギュラー・グリップは右手はマッチド・グリップと同様に持ちますが、左手は親指の付け根にスティックを乗せて中指と薬指でスティックを挟むように持ちます。

この2つの持ち方はそれぞれに長所・短所があります。

マッチド・グリップ 長所:パワーを出しやすい、短所:繊細な演奏がしずらい。

レギュラー・グリップ 長所:繊細な力加減が出しやすい、短所:パワーを出しにくい。

長所と短所が表裏一体とも言えますね^^

スティックの持ち方については、好みですので自分がしっくりくる持ち方でいいと思います。

フット・ペダルの踏み方

フットペダルには大きく分けて、かかとを上げる踏み方とかかとをフットペダルに置く踏み方があります。

かかとを上げる方がパワーは出やすくなりますが、これも好みの問題ですので自分のしっくりくる踏み方でいいでしょう^^

さて、両手両足の使い方は分かったものの、実際にドラムを演奏するにはどうすればいいのでしょう?

ドラムセットを購入するには、値段はピンキリですがやはり数十万円はするでしょう。

そして購入したとしても、実際に自宅で演奏できるかは、かなり難しい問題になります。

一番いいのは、リハーサルスタジオで個人練習することです。

1時間500円~800円で利用できますので、お金に余裕のある時に無理のない範囲で練習が出来ます^^