ドラムを始めよう!~ドラマー列伝その四~


Drum on stage

 

リー・カースレイク

イングランド出身のロックバンド、ユーライア・ヒープのドラマーですが、オジー・オズボーンの1st『BLIZZARD OF OZZ』(’80)、2nd『DIARY OF A MADMAN』(81)に参加しています。

1小節全てツーバスで16分音符を連打しているようなフィルインを、楽曲の要所要所で使いますが実はツーバスではなく、スネアドラムとフロアタム、バスドラムを組み合わせたフレーズで、特にフロアタムを32分音符でフラム的に演奏している為、ツーバスのように聴こえます。

同時にハイハットを8分音符で踏んで鳴らしている為、足の動き的にはツーバスと同じなんですね。

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ヤン・ウヴェナ

アメリカのヘヴィメタルバンド・アルカトラスのドラマー。

『Live Sentence』(’84)に収録されている『Since You Been Gone』では32分音符、6連符、ダブルストロークなどを散りばめたカラフルなフィルインを披露しています。

岡井大二

プログレッシブバンド『四人囃子』のドラマー。

過去に教則本で「僕は体格の割には大きな音が出る方だと思うけど、外国人ドラマーの音の大きさにはとてもじゃないけど敵わない」と外国人ドラマーの驚異的なパワーについて言及しています。

高中正義の『Jumping Take Off』(’84)ではアップテンポのストレートな8ビートを、フィルインをほとんど入れることなくシンプルに叩いています。

高橋幸宏

『YMO』、『サディスティック・ミカ・バンド』のドラマー。

フィルインは基本的にハイハットとスネア、バスドラムで構成し、タムタムはほとんど使わない演奏スタイルです。

シンプルなスタイルである分、リズムの正確さ、タイム感がすばらしい事が良く分かりますね。

田中清司

井上堯之バンド、大野克夫バンドのドラマー。

『太陽にほえろ!のテーマ』(’74)では、8ビートと16ビートを混合したようなリズムを叩き、フィルインも休符による間を一瞬作ってから32分音符を繰り出すなど緩急を大きく付けたドラミングで、楽曲のインパクトを引き立たせています。

長谷川浩二

THE ALFEEサポートメンバー。

ヘヴィメタル、プログレからブラシワーク、フォーク的な演奏までこなしますが、『星空のディスタンス』(’84)では当時流行していたLAメタルさながらのド派手なフィルインを、これでもか!とばかりに連発した演奏を披露しています。


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