前回のお話で『半音』について理解出来たところで、コードの音構成について詳しく見ていきましょう^^
まずは基本的な、『メジャーコード』と『マイナーコード』の音構成の違いを理解しておきたいですね!
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第3音が、違いの決め手!
メジャーコード、マイナーコードはそれぞれ、3つの音で構成されています。
構成音の中で一番低い音を『ルート』、真ん中の音を『第3音』、一番高い音を『第5音』と言います。
メジャーコードはルートと第3音の間が全音2つ分、第3音と第5音の間が全音1つと半音1つ分の音程です。
Cメジャーコード(ルートC、第3音E、第5音G)
マイナーコードはルートと第3音の間が全音1つと半音1つ分全音2つ分、第3音と第5音の間が全音2つ分の音程です。
Aマイナーコード(ルートA、第3音C、第5音E)
メジャーコードの方がマイナーコードよりも、第3音が半音高いですね!
同じCのルートで比較してみます。
この、第3音の違いがメジャーコードとマイナーコードの響きの違いを決定付けています。
三和音と四和音
今まで見てきたコードは、ルート、第3音、第5音で構成される『三和音』と呼ばれるものですが、この三和音にさらに第7音を重ねて出来るのが『四和音』なんです。
例えばcメジャーコード(三和音)にさらにCから数えて7番目の音Bを加えたコードは『Cメジャーセブン(コード)』と呼びます。
Aマイナーコードに第7音Gを加えたコードは『Aマイナーセブン(コード)』です(左隣のC6というコードは今は気にしないで下さい)。
Cメジャーキー(CDEFGABC)で出来る四和音は次の通りです^^
Cメジャーセブン(構成音CEGB)
Dマイナーセブン(構成音DFAC)
Eマイナーセブン(構成音EGBD)
Fメジャーセブン(構成音FACE)
※Gセブンス(構成音GBDF)
Aマイナーセブン(構成音ACEG)
※Bマイナーセブンフラットフィフス(構成音BDFA)
名前に規則性がない四和音が2つありますね(※の四和音)
Bマイナーセブンフラットフィフスに関しては、三和音も『Bディミニッシュ』と変則的でしたので後述します。
さて『Gセブンス』なんですが、どうして『Gメジャーセブン』でないのでしょう?
CメジャーセブンとFメジャーセブンは、ルートから第7音までの音程が全音5つ、半音1つ分であるのに対し、Gセブンスは全音4つ、半音2つ分
なので、響きが全く違うのです。
そして、この『Gセブンス』のようないわゆる『セブンスコード』が、後でお話しする『コード進行』において重要な役割を担ってきます。