さて、今回は『ブルースのコード進行』というものについて見ていきましょう^^
巷にあるバンドスコアなどを見ていると、コード進行というのは細部まで考え合わせると、楽曲によって本当に様々で、無限といってもいいほどのバリエーションがあります。
ところが、ブルース音楽のコード進行というのは、「たった1つ」なんです!
同じコード進行で様々な楽曲が存在するのが、ブルースなんですね。
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ブルースのコード進行
ブルースのコード進行は、12小説で1つの単位を形成します。キーがCならば
C7→F7→C7→C7→F7→F7→C7→C7→G7→F7→C7→G7
出てくるコードは3つです。
C7=トニック、F7=サブドミナント、G7=ドミナント
ここで、なんか変だなと思いませんか?
Cのキーなら、C△7、F△7、G7とならなければ変ですよね?
ブルース音楽というのは、多分に理論的な部分を無視している要素が多く、感覚を重要視しています。
すべてをセブンスコードにすることで、なんとなく陰鬱な雰囲気を醸し出しているのです。
ブルースにはペンタトニックスケールを使用する
このようなコード進行では、Cメジャースケールを使ってメロディーを弾いてもマッチしません。ブルースのコード進行には『ペンタトニックスケール』というものを使用します。
Cペンタトニックスケール
Cペンタトニックスケールの構成音はCE♭FGB♭です。
メジャースケールが7音の音階なのに対して、ペンタトニックスケールは5音音階になります。
キーがCのブルースコード進行にはC(マイナー)ペンタトニックスケールを使います。
アボイド・ノートなども気にしなくてよいので、自由に弾いてみましょう^^
チョーキングも使えば、よりブルースっぽくなりますよ!
ブルース界の3大キング
ブルース界の3大キングの3大キングと呼ばれているのが、B.Bキング、フレディ・キング、アルバート・キングです(すべて故人)。・B.Bキング
ゴスペルの影響を強く受けたパワフルなボーカルと、愛機ルシールによって奏でるギターの音色はワンアンドオンリーです。
ルート音を高音でキーン!と弾き、それからソロに入るところは、とてもスリリングです!
映画「ブルース・ブラザース2000」にも出演し、エリック・クラプトンと「Riding With the King」を共作したり、1980年代にはU2と共演などし、ロック界からもリスペクトされています。
・フレディ・キング
エリック・クラプトンが一番影響を受けているのはこの人ではないでしょうか。
インストも歌モノもこなし、オールマイティーで激情型のソロを弾きます。
ストラップを右肩にかけて、(ブルースマンはこのスタイルが多いですね)人差し指と中指にフィンガーピック、親指にサムピックをつけて弾きまくります!
・アルバート・キング
フライングVギター、ルーシーがトレードマークで、左利きで右利き用のチューニングのままギターを弾いているため、通常チョーキングはチョークアップといって弦を持ち上げますが、アルバート・キングの場合はチョークダウンになります。
そのためか、チョーキングの音の上げ幅が尋常じゃないですね。