ドラムを演奏するのに『ルーディメンツ』の習得は必須と言われています。
なぜ『ルーディメンツ』が必要なのか、そもそも『ルーディメンツ』とは何なのか?
見ていきましょう^^
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ルーディメンツとは?
ルーディメンツというのは打楽器の基本的な奏法を集めたもので、マーチングドラムだけでなく、バンドでドラムを演奏する為にも身に付けておいた方が絶対に有利であります。
ルーディメンツを習得することによって、➀複雑なドラミングが可能になり、➁スティックコントロールの向上につながり、➂同じフレーズでもより効率的・音楽的に叩けるようになる、といったメリットがあります。
➀フラム
『フラム』はある音のすぐ前に小さな装飾を付けることで、アクセントの効果を出すものです。
装飾音符の部分は小さな音量で叩くので、右手と左手の振り下ろす高さに変化を付けます。
➁パラディドル
『パラ』は連続した2つの音を左右交互に叩く(RLまたはLR)という意味、『ディドル』は同じ手で連続した2つの音を叩く(RRまたはLL)という意味です。
これはシングルパラディドルになります。
『パラ』が2回のダブルパラディドルです。
トリプルパラディドルになります。
『ディドル』が2回のパラディドル・ディドルです。
③ダブルストローク
今までのスティックのコントロール方法は、1度の振り下ろしでヘッドを1回叩くシングルストロークでしたが、スティックを1度振り下ろしてヘッドを2回叩くのがダブルストロークです。
方法としましては、1打目を打った後スティックの跳ね返りを利用して中指、薬指、小指を握るような感じで2打目を打ちます。
慣れてくればスティックの跳ね返りがなくても、2打目を打てるようになります。
遅い速度からだんだん早く、またはその逆といった練習法が効果的でしょう^^
④ロール
ダブルストロークを連続して行う事で、ロールという奏法になります。
賞の発表の時などに、受賞者の名前が呼ばれる前に聴くことのできる「ザーッ」という音ですね^^
ロールは、楽譜上は音符に斜線を引くように表記されます。
実際の奏法は、このようになります。
⑤ルーディメンツの必要性
『ルーディメンツ』は英語で『基本』という意味です。
ルーディメンツを習得しなくてもある程度の演奏は、出来ると思います。
実際に、ルーディメンツを習得せずに活動しているプロドラマーやドラム講師も少なくないと思います。
しかしやはり、最初にお話しした3つの理由からも、音楽的表現力を高めるためにぜひルーディメンツを習得して欲しいですね^^