主にハードロックやヘヴィメタルのジャンルで、バスドラムを2つセッティングするスタイル(ツーバス)がよく取り入れられます。
『ツーバス』とは、どのようなものなのでしょうか?
またバスドラムを2つ使うフレーズとはどのようなものでしょうか?
見ていきましょう!
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ツーバスとは?
ツーバスのドラムセットには、バスドラムが2つセットされています。
これは1つのバスドラムでは演奏不可能な連打を可能にするためなのです。
フットペダルが3つありますので、左足はバスドラムのフットペダルを踏むか、ハイハットのペダルを踏むかのどちらかの状態になります。
ツーバスでよく用いられるパターンに、上のような16分音符での連打があります。
右足から入るか左足から入るかは、好みでいいと思います(両方できれば素晴らしいですね!)。
このようにバスドラムで8分音符と16分音符を組み合わせていくのは、非常に良いエクササイズになりますね。
6連符系のフィルインにツーバスのフレーズを入れると、トリッキーな効果があります!
また、バスドラム1つのセットでも『ツインペダル』を使えば、ツーバス同様バスドラム連打のフレーズを演奏できます^^
ツインペダルは、2つのフットペダルをシャフトで連結して右側のフットペダルにビーターが2つ装着されているものです。
ツインペダルを使用すれば、ツーバスのドラムセットでなくてもバスドラムの連打は出来るのですが、ツーバス本来のサウンドとはどうしても少し違ってきます。
バスドラムを叩く時には、ビーターをヘッドに押し付けた状態にします。
もちろんビーターをヘッドから離す奏法もあって、ジャズ系のドラマーはそちらを好んだりしますが、ロック系ドラマーは基本的にビーターを押し付けます。
そうすると、ツインペダルの場合は連打の時には(最初の1打目以外は)ビーターで抑えられたヘッドを叩くことになり、どうしても音が詰まったような感じになります。
やはりサウンドの面においては、ツインペダルは本来のツーバスのサウンドを再現するのは難しいのですね。
しかし、一流のロック系ドラマーの中でもワンバス(通常のバスドラムのセット)にこだわりを持つドラマー、ツーバスでなくあえてツインペダルを使用するドラマー、ワンバスでツーバス並みのプレイをするドラマーがいますので「これが正解」といったものは、ないように思えますね。